ひとふり便り|悩みまとめ

子育て、老後、結婚、仕事、お金。 30代〜60代ミドル世代の悩みを中心にコメントをまとめています。


1000000770

 証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)の2023年度報告によると、215件の紛争解決事案のうち、約40%(85件)が50代と60代のシニア世代によるものでした。多くが退職金を受け取るタイミングでのトラブルと考えられています。本記事では、Aさん夫婦の事例を通じて退職金運用の注意点を解説します。

■Aさん夫婦の背景
Aさん夫婦はともに元国家公務員で、退職金は合計4,000万円、公的年金は夫婦合わせて月40万円です。60歳で年金を繰上げ受給し、リタイア後はゆったりとした生活を始めましたが、1年後に妻が友人から運用を始めた話を聞き、焦りを感じます。

■銀行での提案
Aさん夫婦はメインバンクで運用相談を行い、年利率13%の仕組債を勧められました。特別感に惹かれ、退職金から3,200万円を投じることに決めました。

■仕組債の概要とリスク
Aさん夫婦が理解した仕組債の概要は以下の通りです

- 社債を発行するB社は老舗の金融機関であること。
- 満期は1年で、年利率は13%(税引前)。
- 利払いは年に4回行われること。
- 参照される株式は米国の有名企業のものであること。
- 中途解約時には元本割れの可能性があること。
- 株価が一定価格に達した場合、元本割れのリスクがあるが、過去の株価推移ではその水準に達したことがないこと。

 確かに、このような断片的な情報だけを拾っていくと、さほどの危険性は感じられないかもしれません。むしろ特別な価値ある組成の金融商品を勧めてもらっているという特別感を感じるかもしれません。しかし、これでは表面的な事項の理解にとどまっていると言わざるを得ません。

■仕組債の結果
 結果として、Aさん夫婦の退職金は1年で4,000万円から800万円に減少しました。仕組債はデリバティブを含む複雑な金融商品で、元本保証がなく、株式の動向によって大きなリスクが伴います。Aさん夫婦は投資経験がなく、リスクを十分に理解していなかったため、大きな損失を被りました。

 その後、残った800万円も生活費に使い切り、退職金は底をついてしまいました。退職金は老後に必要な資金であり、運用のリスクをもっと慎重に考えるべきだったと反省しています。信頼できる相談相手を選び、適切な運用について一緒に考えることが大切です。
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)
※詳細はリンクから↑ 



 コメントまとめ
日本人は、いい会社に入るために頑張って受験勉強するのには疑問を持たないけれど、お金を稼ぐこと、うまく使うことには無頓着な人が多すぎると思います。
学歴を磨く努力の5%くらいをお金の勉強に向ける、または、受験勉強の中に稼ぐ能力を磨く科目を入れれば、こんなリテラシーのない夫婦の悲劇は避けられると思います。
勉強なんて、明日からと言わずに今日、今から始められるので、みんな早くお金の勉強を始めるべきだと思いますね。
新NISAはそのきっかけとしてすごく優秀だと思います。
 
国家公務員といってもピンキリではありますが、それなりに勤め上げた人なら、ちょっと勉強すれば少なくとも自分の退職金の投資に関してくらいならそこらのFP程度の知識は簡単に得られると思います。
こんなバカな投資をしてFPに相談するような人はいないでしょうし、いくら仕組債とはいえ、極端な事例すぎて、いつもの作り話だなぁと思って読ませてもらいました。

あながち嘘ではないと思う記事(退職金が振り込まれると直ぐ金融機関が来ます)
最近は詐欺事件が多いけど、昨日弁護士が破産していた記事があったので見たら国際ロマンス詐欺?で1800人超から着手金などを受け取った弁護士が9億6000万くらいのお金を集めてた。1800人という数(しかも委任した人だけ)記事になってるのは一部で、詐欺にあっても恥ずかしくて何もしない人もいるんじゃないかと思う。

 1000000772

創作か事実か知らないが、ハイリターンはハイリスクと抱き合わせ。
銀行はいい話は持ってこないのは有名。
カネに関してはわからないものには手を出さないのが鉄則。

そもそも資産運用をするのに、なぜ銀行窓口に行ったのか?
窓口にいるのは金融商品を販売する営業担当者であって、あなたの資産が増えようが減ろうがどうでもいいのです。
ましてや仕組債など手数料だけ高く、リスクの割にはリターンが限定的な投資家には何のメリットもないような商品。
同じリスクを負うなら、参照している株式を現物で直接買えばいいのです。 (もちろんネット証券で、、、)




会話4











コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット