ひとふり便り|悩みまとめ

子育て、老後、結婚、仕事、お金。 30代〜60代ミドル世代の悩みを中心にコメントをまとめています。


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■女性が社会情勢に疎いって、誰が決めた?
 ブレイディみかこさんは、過去のインタビューで「自分自身の興味のあることは、おいしいごはんの作り方よりも政治や社会時評だ」と語っています。この言葉には、女性エッセイストに対する固定観念への強い反論が込められているように感じます。実際、彼女の著書が女性エッセイ本のフェアに選ばれた際には、以下のような反応がありました。
  • 「ブレイディさんの本がこのフェアに入っているのは違和感がある」とSNSで発信する人がいた
  • 女性エッセイは料理や家族のことを書くものだという先入観が残っている
 イギリスでは、政治や社会の話が日常的に行われており、友人やパートナーとの会話でも政治の話が当たり前のように出てきます。意見を持たないと子ども扱いされるため、自然と政治への関心が高まる環境が整っています。この点が、日本とは大きく異なるところです。

■政府が個人の生活に口出ししてくるのは普通じゃない
 ブレイディさんの著作『転がる珠玉のように』では、コロナ禍でのイギリスの厳しい外出制限についても触れています。彼女は、コロナの流行が終わったとしても、以前の状態には戻れないと感じているようです。最近のエピソードを挙げると、薬局でマスクをしている高齢者に、若者が「コロナなんてもう4年前だよ、マスクなんてしなくていいんだよ」と声をかけていました。
この光景を見て、彼女は「それは大きなお世話だ」と思います。個人の選択について他人が口を出すのは異常であり、政府の干渉が当たり前になっている現状に対して疑問を抱いています。

■「みんな違って、みんないい」って誰の目線?
 ブレイディさんは、日本で「多様性」という言葉が遅れて広がり、「みんな違って、みんないい」と使われる現状に強い疑問を持っています。特に、貧困で苦しむ子どもと裕福な子どもを同じレベルで扱うことは残酷だと訴えています。

 彼女は、「違うという現実を受け入れ、共生を考えなければならない」とも述べています。多様性の本質を理解し、真の共生を目指すためには、言葉の理解を超えた具体的な行動が求められるのです。現実を直視し、社会を構築するための新たな価値観を育むことが、今こそ必要だと強く感じさせられます。

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※この記事は要約されています。元記事はリンクから↑  
※画像はすべてイメージです。



 コメントまとめ
たとえば私と私の隣にいる人が色んな点で違うのは当たり前のことなので「違う」ということを確認しあった上で、歩み寄れる部分では歩み寄り、そうでない部分では距離を置き、お互い攻撃し合うことなく上手くお付き合いしていきましょうよ…ぐらいの認識ですね、私は。

SNSで思想が異なる人同士が一方的に他者を攻撃し合ってる様子をよく目にしますが、対話や議論が生まれない一方的な誹謗中傷からはなにも生まれないどころか負の結果しか生まれないのに…と歯がゆく思っています。
 
→貧困でお腹を空かせている子も、裕福で不自由なく暮らしている子も「みんな違って、みんないい」とするのは残酷です。

多様性尊重の概念の中に、格差の多様性は含まれていません。
多様性とは、人種、民族、宗教、性別、年齢などの属性の多様性を指します。
差別せず、多様な属性の人たちが全て参加できる社会を作ることが趣旨です。

この多様性の概念は、人権を尊重し、差別をなくし、格差をなくすことを目的として始まっています。
したがって、多様性が格差を認めることはありえないのです。
  • ただ、経済格差によって持ち物が違ったり、持っていなかったりしても、それを受け入れられないのが日本人だなと思います。
    学生のタブレットだって、最低限のスペックを満たせば好きに選ばせればいいのに、補助を出してまで全員同じものにしようとしたりしますよね。

    経済的に平等じゃなくても、それを差別したり仲間外れにしたりしないのが、「みんな違って、みんないい」を本当に実現することじゃないかなと。



イギリスのことはわからないけど、
日本はムラ社会で「みんなと違うのは悪いこと」みたいな社会だったから、あえて(国や政府がACで)「みんな違って、みんないい」って肯定する必要があった説とか、どうだろう。

村八分って言葉もある。
田舎に行くと「あそこの嫁さんは外から来て〜」なんて、嫁いで何十年経ってるんだってのに耳にすることもある。
それこそコロナ禍の自粛警察とか、同調圧力もなかなかのものがある。

日本は、あえて「みんないい」って肯定しないと、多様性以前のところでつまずく風土かな〜と思ったり。
  • そういえばイギリスって世間話は、天気の話題の次には政治家への悪口なんだよね。

  • まさに、それ!だと思います。


「みんな違って、みんないい」は、その人の性格や身体的な見た目についての話だと私は思っていました。保育園でこの詩の歌をよく歌っていたせいかもしれません。
だから、置かれた境遇と結びつけるのはちょっと違うかなと感じます。

でも、ブレイディさんの本は難しいテーマも読みやすくて好きです。
日本では政治の話をすると、めんどくさい人だと思われがちで、これが無関心につながる一因かもしれませんね。
  • 置かれた境遇と結びつけてイメージが出来ないのは、子供の貧困についてあまりご存知無いからなのではないかと
    1日3食食べる事が出来ない子供達がどれだけいるのか… 記事にありますけど、見た目で解らないだけに危惧しないといけない現状が今の日本にあります。

  • 私も個人の性格や考え方や生き方の事を言っているのだの思っていました。

→いいとか悪いとか、善悪をジャッジするものではなく、現実問題としてみんな違うわけです。

金子みすゞさんはそんな視点で発信した訳ではないと思うんですよね。私はこの言葉好きですし、善悪をジャッジしているなんて一度も感じた事はありません。

現実問題として皆違うのなら「みんな違ってみんないい」と考える人がいてもいいのでは?多様性を認めるというのはそういう事です。




会話4






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